単位容積質量及び実績率試験方法

単位容積質量

試料は絶乾状態とする。但し、粗骨材の場合は気乾状態でもよい。
試料の詰め方は、突き棒による。
粗骨材の最大寸法が大きく、突き棒が困難な場合や、試料の損傷する恐れがある場合(軽量骨材など)は、ジッギングによる方法で行う。通常は、骨材の最大寸法や種類によって、以下のように試験方法が区別される。

1.突き棒による場合

試料を容器の1/3まで入れ、上面をならし、突き棒で均等に所要の回数を突く。次に容器の2/3まで試料を入れ、前と同様の回数を突く。最後に容器からあふれるまで試料を入れ前回と同様の回数を突き、容器と試料を水平になるように、凸凹を均等にする。

2.ジッギングによる場合

容器を水平な床の上に置き、試料をほぼ等しい3層に分けて詰める。各層ごとに容器の片側を、約5cm持ち上げて床をたたくように落下させる。次に反対側を約5cm持ち上げ落下させ、各側を交互に25回、全体で50回落下させる。

単位容積質量(kg/ℓ)=容器中の試料の質量/容器の容積

実績率

実績率(%)= 単位容積質量(絶乾)×100/骨材の絶乾密度

空隙率(%)=100-実績率

   【引用規格】  
JIS A 1104 単位容積質量及び実績率試験方法