塩化物イオン量試験

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レディーミクストコンクリートの練混ぜに用いる水の試験方法

1.試料の採取https://isinama.main.jp/index.php
 搬入された試料の中から、約150mlをビーカー(2個)に採取する。

2.試料の濾過
 試料は、濾紙(5種C)を用いて濾過したものを試料とする。但し、地下水などで透明度の高いものについては、濾過を省略する場合もある。

3.試料の分取方法
 試料をホールピペットで三角フラスコ(300ml)に100ml分取する。

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4.試料のPH調整
 試料溶液は中性(PH5~8)である事が必要である為、PH試験紙で測定し、下記の操作により調整する。
〔PH>8の場合〕
通常、回収水はPH9~12なので希硝酸(1+10)を10数滴滴下し、PH9~10程度にした後、希硝酸(1+65)を数滴加え、PH試験紙でPH5~8を確認する。
〔PH<5の場合〕
炭酸ナトリウム(5%)を数滴滴下して、PH5~8を確認する
〔5≦PH≦8の場合〕
試料が最初からPH5~8の範囲に入っている場合は、試料のPH調整を省略する事ができる。
(通常PHは7程度にする。)

5.滴定
① 調整済みの試料にフルオレセインナトリウム溶液を加える。
② 振り混ぜながら0.1mol/L硝酸銀溶液を滴定する。
③ 黄緑色の蛍光が消失して溶液が赤くなった時を終点とし、滴定した硝酸銀溶液の
  消費量を0.05mlまで読み取る。