懸濁物質量試験
懸濁物質量
(1)試験方法
①濾紙(5種C)を敷いたロートを電気定温乾燥機に105~110℃で定質量となるまで乾燥させる。(約12時間程度)
②デシケータ内で常温まで冷やす。
③濾紙とロートの乾燥質量の合計を、0.001gまで量り、四捨五入により0.01g単位に丸め、これを、W1(g)とする。
④メスフラスコを用いて採取した試験用水を200ml量り取り、全量を①で準備したロートを用いて吸引濾過する。
(注1)ロートと濾紙の密着を良くする為に、濾紙はロートに敷く際に試験用水の一部で湿らせる。
⑤濾過がほぼ完了した段階で、濾液用ビーカーを吸引濾過装置から外し、これを溶解性蒸発残留物の量の試験試料とする。
⑥その後、別の濾液ビーカーを吸引濾過装置に取付け、メスフラスコとロートの内部に付着した懸濁物質を完全に濾過する為に、2ないし3回精製水で洗浄する。
⑦ロート、濾紙及び濾紙残分を電気定温乾燥機で105~110℃で定質量になるまで乾燥する。(約12時間程度)
⑧デシケータ内で常温まで冷やす。
⑨ロート、濾紙及び濾紙残分の乾燥質量の合計を、0.001gまで量り、四捨五入により0.01g単位に丸め、W2(g)とする。